平尾の里山資本主義

浜松市天竜区から南区まで里山を中心に環境保全・研究活動を行っています。
『ヤママユガ』という蛾を飼って山繭を取る活動をしています。
昔は山に杉檜があまり無く広葉樹がたくさんあったので京都などの織物産地に、毎年初夏山繭が集められ天蚕織が行われていました。
明治以前は、養蚕よりも簡単に繭を手に入れることができたので、産業規模自体は絹織物よりも天蚕織の方が大きかった可能性があります。
その周辺の歴史的検証、継承のための山繭飼育活動を継続しています。
最近は、地域おこしの他に教育関係者の方々との協働活動が中心となっています。
地域の休耕地、荒廃地の景観を再構築していく中で、文化的なバックグラウンドを構築していくことができれば良いと思っています。
平尾の里山資本主義(代表 山路 淳)
住所:浜松市天竜区春野町堀之内957-1-3
電話: 090-2225-8926
平尾の里山資本主義
舟木のバス停留所前の河原で枝が車道に出ないように広葉樹エリアの草刈り剪定です。 車窓からの川の眺望を損ねぬように枝を整えるのが楽しみの一つです。 美しい気田川の風景を守るために10年前から毎年活動しています。


新東名の浜松SAに近い灰ノ木川に大平川が合流する場所で、休耕田の笹薮を切り拓いて子どもたちが遊べるプレーパーク作りをしています。
天竜区や北区では、耕作放棄地や放置山林が多く地域でも困っているところが多くなっています。
子育て家庭がそういう場所を整備しながら活用していけば、地域の中の荒れた里山は確実に減っていくはずです。
そのために、どのような社会的支援が必要か? 行政はどのような支援をするべきか?
それを研究するためのモデルケースを作る社会実験となっています。
大人にとっての、里山の魅力も大切ですが、子どもにとっての里山の魅力も発見していきたいと考えています。